登山嫌いな僕でも、もう一度登りたい山|#14 新時代を涸沢カールでお祝いしよう
公開日test:20190419作成日test:20201128
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登山嫌いの理由のひとつ「雪を踏みしめる音、感触が嫌い」 「ザクッザクッ」「キュッキュッ」、想像するだけで寒気が走ります。 寒いのも苦手ですが、じつは雪を踏みしめる音、感触が大嫌いで、雪山は避けています。 アウトドアを生業にしているものとして、失格かもしれません… でも、嫌なものは嫌です! それでも、何回でも行きたい場所があります。 それが、涸沢カールです。 初めての残雪涸沢カールは“仕事だから”と渋々、行きました。 しかし、そこには夏山シーズンとは別次元の絶景が広がっています。 一気に虜になるほどです。 いままでは穂高連峰の経由地としてテン場を使っていましたが、山頂に立つよりも、気分は最高です。 ここを山行の最終目的地としても達成感を味わえます。 また夏山に比べ、雪が積もっていることで、アップダウンが少なく、コースも短縮されます。 とはいえ、危険はいっぱいなので、十分にご注意してください。 ここでも、もちろんアイゼンなしで、残雪期の歩き方テクニックでなんとか到着できました。 テクニックとは ●ツボ足…雪に足を踏み込んで、壺状の足場を作る ●キックステップ…ストックを上手く使いながら、雪の斜面につま先を蹴り込み、足場を作る また人通りが多い場所なので、踏み固められた雪道を歩けます。 涸沢カールのテン場には所狭しとテントが設営され、雪上に咲いた花のようです。...