山バカ、『エベレスト街道』をゆく #5
公開日test:20190809作成日test:20201128
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皆さんこんにちは。 早いもので当連載も第5回目。 徐々に高度も上がり、今回からついに標高4000mの世界に突入します。 ナムチェからタンボチェへ ナムチェから次の町へ ナムチェで2日間ダラダラしておかげで体力も十二分に回復し、標高3,867mのタンボチェへと歩を進めます。 このあたりからは森林限界を超え、背の高い樹がほとんどないので展望も広がり非常に気持ちの良い道が続きます。 とはいえ、ひたすら同じような道が続くのでちょっと飽きてきたり。 どこまでも続く山腹の道 そんな変わり映えしない登山道をしばらく歩いていると、僕のマンネリ気分を吹き飛ばす程にかっこいい槍ヶ岳チックな尖峰が顔を覗かせました。 アマ・ダブラムという標高6856mの山です。 誰もが足を止めずにはいられない美しい山容 正直、ヒマラヤ山脈の山は地図と併せて見ないと(エベレストやローツェでさえ)名前がわからないのですが、アマ・ダブラムは形が特徴的過ぎて一目でわかりました。 眼前にアマ・ダブラムを据えてまだまだ道は続き、 休憩中のポーターさん 道中では荷揚げのポーターさんが休憩をしていました。 余談ですが、日本では登山歴の長い人は休憩する事を『一本立てる』と言いますが、これは歩荷さんが休憩する際に荷物の下に杖を一本立てて休んでいた事に由来するのだとか。 (僕も山小屋で歩荷をしていましたが、荷物が重たすぎて一度地面に置いてしまうと一人では立ち上がれなくなるのです。) 国境を越えても山の文化は繋がっているんだなぁ。と少し感慨深い気持ちになります。 タンボチェ...