山バカ、『エベレスト街道』をゆく #6
公開日test:20191007作成日test:20191007
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登山をする人間ならば一度は憧れた事があるであろうエベレスト。そのエベレストへと続く道、通称『エベレスト街道』を歩いてみました。 皆様こんにちは。 今回で5000mを超え、旅もいよいよ終盤となりました。 エベレストベースキャンプまでもう一息です。 出発 雲一つない晴天に恵まれ、ディンボチェ(4350m)を出発して次はロブチェ(4930m)を目指します。 4000mを超えてからは植物もほとんどなく、本当に砂漠のような風景が広がっています。 空気もかなり乾燥していて風が吹くたびに土埃が舞い上がり、少し喉がイガイガ。 しばらくすると岩場の登りが出てきましたが、北アルプスのような急峻な感じではないので特に危険はありません。 空気が薄いので息を切らせながらもゆっくりゆっくりと登っていきます。 少し登って振り返るとヒマラヤの山々が広がっていて息を飲む美しさです。 遠くの山まで澄んで見えるのは空気が綺麗な事はもちろんですが、低気圧下では空気中に含まれる水分量が低下し光の屈折が少なくなるので、遠くまではっきり見る事ができます。 (日本でも気温が下がれば空気中の飽和水蒸気量が下がるので、冬の方が遠くまで景色が見えるのはその為です) この岩場を登りきると少し開けた所に出ました。 ここにはチョルテン(仏塔)が沢山並んでおり、これらは全てエベレストの登山で亡くなられた方のお墓だそうです。 日本の登山家、丸山芳雄さんの慰霊碑もありました 偉大な先人たちに挨拶を済ませ、ロブチェまであと少し歩を進めます。 着きました。ここが標高4930mのロブチェです。 写真を見ての通り、ロッジ以外何もありません。 夕焼けが綺麗だったので明日もいい天気に違いない。...