家でもキャンプでも使えるモノを。夫婦2人で生み出す「シエルブルー」の、ぬくもりあるモノづくりの物語
公開日test:20201030作成日test:20201129
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素材、質感、雰囲気にこだわった木工製品を中心に展開している「シエルブルー」。 最近では、国内のみならず海外のファンも多く、問い合わせが増えているという。 どこかぬくもりがあって、優しい存在のテーブルやチェアー。 そんな製品たちは一体どうやって生まれているのか? 今回、シエルブルーのアトリエにお邪魔して、根掘り葉掘りイロイロとお話を伺ってきました。 「青空の下でキャンプしたいよね」という想いから名付けた「シエルブルー」。家でもキャンプでも使えるモノを作りたい。 ―― イキナリですが、業界内で茨木さんは「ワカ」さん、奥さまの実加さんは「アネゴ」さんと呼ばれていますよね。今回もそんな風にお呼びしてもいいですか? それと、どうしてそのような呼び名がついたんですか? もちろん。ちなみにその呼び名がついた経緯は話すと長くなるので、ここでは割愛で(笑) ―― ところで、「シエルブルー」は、いつどんな風にして誕生したのでしょうか? 「よし、木工製品のオリジナルブランドを作ろう!」といった風に始めたわけではないんですよ。立ち上げまでには、仲のいいキャンプ仲間との出会いが大きく関わっていて。 ―― えっ、そうだったんですか。それはどんな出会いだったんですか? 現在の拠点である埼玉県に引っ越す前までは、岡山県倉敷市にいました。僕たち夫婦の地元です。 当時は、アメリカから買い付けてきたスニーカーや古着、雑貨、その後にはストリートブランドなどを販売するセレクトショップを経営したり、アメ車の販売とメカニックを自営していたりしていました。そんな中、アネゴのお姉さん夫婦の影響でキャンプの楽しさを知ったんですよ。 姉夫婦が大のキャンパーだったんです。 それからキャンプ仲間がどんどん増えていって。その仲間のひとりがキャンプ用テーブルを作るって事で、アネゴの実家工場の工作機械を借りて加工をお手伝いしたんですよ。 その後に、昔から腰が悪かったのもあり「じゃあイスでも作ってみようかな」と思ったんです。仲間と集まる度に、「こんなテーブルあったらいいよね」とか、「今度はこんなの作ってみたんだけど、どう?」って感じで、自作のイスやテーブルを披露していました。...