八ヶ岳の秘密の森で、焚き火ベーコンにウッドカービング!『LOW IMPACT CAMP2019』@山の日サミット
公開日test:20190805作成日test:20190805
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2019年7月13日~14日に開催した「LOW IMPACT CAMP」の様子をレポートします! .HYAKKEIコミュニティマネージャーの武石です。 年に一度のアウトドアサミット「山の日サミット」にて、.HYAKKEI主催プログラム「LOW IMPACT CAMP」が今年も開催されました。その言葉通り、自然への負担を極力減らしながら、楽しく快適に過ごすためにできることを皆で考えるイベントです。 今回の会場は本イベントの参加者だけに開放された秘密の森、八ヶ岳中央農業実践大学校の奥地。 友人同士、ご家族連れなど、約20名の方にご参加いただきました。 講師は昨年に続き国内外、アウトドア業界でもファンの多いネイチャークラフト作家、長野修平さん。「人が入るのであれば影響をまったく与えないことは難しいけれど、自然にやさしく過ごすためにどうしたら良いか、考えながら過ごすことが大事」と話します。 各々好きなエリアでテントを張り終えたら、早速「焚き火ベーコン作り」へ。長野さん秘伝のレシピで、4日間程漬け込んだ大きな豚バラブロックに皆さんくぎ付け。ひとりひとりプレートに名前を書いて「マイベーコン」を焚き火の上にぶら下げます。「明日まで焚き火の上でナチュラルスモーク。おいしいベーコンができるよ~」という長野さんの一言に、歓声が上がります。 「焚き火ベーコン」のセット完了後、メインプログラム「ウッドカービング」へ。白樺の生木(ちょうど良いタイミングで、八ヶ岳麓で伐採されたもの)を活用し、大小さまざまなナイフ、のこぎり、斧などを使い、削ったり、掘ったり。丸太の状態から少しずつ自分だけの作品へと仕上げていくワークショップです。 丸太を割った後は、鉛筆で仕上がりのイメージを描き、少しずつ刃を入れていきます。「すぐに硬くなるから、生木の柔らかい状態のうちに仕上げていきましょう」と長野さん。皆さん最初は緊張しながら刃を入れていましたが、すぐに慣れ、その後はものすごい集中力を発揮…!なかなか根気と力のいる作業ですが、着実にオリジナルの作品が形づくられていきます。 夕方過ぎには雨が降り始め、夜にかけて段々と雨足が強くなっていきましたが、ひとつタープの下で時に談笑しながらも作業は続いていきます。あっという間に初日の夜は更けていきました。 二日目は会場(農業大学校)にて仕入れた新鮮野菜とソーセージでポトフ、オムレツ、サラダの朝ごはんから。こちらも長野さん特製の豪快アウトドアご飯。もちろん食材は皮ごと調理、食器は各自のカトラリーで。シンプルな味付けながら素材の味が生きていて、皆さん箸がとまりません。 朝になってもあいにくの天気でしたが、「LOW IMPACT CAMP」では憂鬱な雨さえも有効活用。タープから落ちる雨水とマツの葉を使って、洗剤を使わずに食事後の器やカトラリーの汚れを落としていきます。私も一緒にやってみましたが、予想以上に綺麗になってびっくり。 一晩かけてじっくりと作り上げた作品の一部がこちら。写真に写っているのは朝食後に皆で作ったバターナイフ。皆さんの作品が気になる方は、ぜひ末尾のリンクから動画をご覧くださいね。 最後はお待ちかねの「焚き火ベーコン」。雨除けのカバーをとってお披露目すると絶妙に燻されたベーコンが!実は前日の宴で1ブロックだけ皆でつまんだのですが、その時点ですでに絶品でした。適切な方法で保存すればとてもおいしい熟成ベーコンができあがるとのこと。参加された皆さんはご家庭で美味しく召し上がっていることでしょう・・・(うらやましい!)...