奥多摩から八ヶ岳へ。総距離186kmを10日間歩き抜いた“縦走ガールズ”に聞く、 ロングトレイルの極意
公開日test:20190909作成日test:20201128
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「相方は今双六小屋の小屋番をしているので、もし2人一緒にお話ということであれば、双六小屋で待ち合わせましょうか?」 編集部からの取材依頼にそう答えたのは、『奥多摩駅から松本駅を10日間で繋ぐ 奥秩父主脈 八ヶ岳主脈 中央分水嶺 ロングトレイル』の投稿者「かなこ」こと山内奏子さん。“相方”とは、山内さんと一緒に縦走した松本唯花さん。 念のため、“双六小屋”は、どこかのカフェではありませんよ…そう、北アルプス双六岳の山頂直下にある山小屋です。“縦走ガールズ”のお話を聞けるなら、標高差などにためらってはいられません…(汗) ということで、真夏の双六小屋にて実現した奇跡のインタビューをお届けします。 山内奏子さん(左)と松本唯花さん(右) <“縦走ガールズ”のprofile> 山内奏子さん 兵庫県出身(1993年生まれ) 大学4年の夏に友人に誘われて登った初めての山がなんと穂高岳。悪天候で期待していた景色が何も見えなかったことが次なる登山欲をかきたてた。大阪で就職後は山仲間を募って山行を企画すること多数。登山は景色を見られなくても楽しめるタイプ。 松本唯花さん 石川県出身(1993年生まれ) 山登りのきっかけは、学生時代。友達と里山ピクニックをした際、偶然出会った山好きのおじさんに山頂まで連れていってもらったこと。達成感が心地よく、保育士として就職してからは山歩きを続ける。趣味が高じて今シーズンからは双六小屋の小屋番に転職。のんびり、長く歩くのが好き。 ロングトレイルの魅力にとりつかれて。 ーーそもそも、どうして今回のコースを選んだんですか? (山内) 今年の5月に、松本さん(以下、ゆいかちゃん)と、もう一人の友人と3人でニュージーランドのトレイルを2週間ほど歩いたんですけど、その時に何泊も旅をするように歩くロングトレイルの魅力に、すっかりはまりました。...