【登山記Vol.19 月山】松尾芭蕉も歩いた道!山形県の霊峰「月山」を実際にレポート!/バン旅百名山
公開日test:20211111作成日test:20211112
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今話題沸騰中のバンライフを送りながら、2人の大学生が1年以内に日本百名山制覇するまでの物語。今回の登山先は江戸時代から山岳信仰が続く山形県の霊峰「月山」。夏スキーや高山植物も楽しむことができる月山のコース紹介や実際の登山レポート、周辺情報などをご紹介していきます! まずは「月山」の特徴を一気にご紹介! 出典:ぱくたそ 山形県のほぼ中央に位置する月山は標識1984mで、複数の火山などからなる複式火山です。山頂からの眺望も良く、天気が良い日は鳥海山や朝日連峰、蔵王などを一望することができます。また、登山コースも豊富に展開されており、リフトを使って山頂へ向かうことができたり、麓から変化の富んだ山行を楽しんだりすることもできます。また、月山は積雪が多いためスキー目的の利用者も多く、夏場でも雪渓の姿を楽しめます。 リフトで山頂まで!?レベル別の3つの厳選コースをご紹介! コースの全体はこちら! 出典:磐梯朝日国立公園 月山ビジターセンター リフトを使って初心者の方にも楽々登れる_志津(リフト)口コース こちらはリフトを使って1500m地点まで一気に進み、月山山頂を目指すことができる初心者向けのコースです。初めは林道を進み、それを抜ければ森林限界の岩場と木道が続きます。牛首から山頂にかけては岩場の多い急な坂を登ることになりますが、豊かな高山植物を横目にしながら歩くことができます。また天気が良ければ、山頂からは日本海を眺望することもできます。 リフトは使わず、麓から山頂を目指す中級コース_志津(姥沢小屋裏)口コース こちらはリフトは使わず姥沢小屋裏からスタートし、森林限界の姿や植物の植生の変化が見られるコースです。夏でも雪渓が多く残っているコースなので、事前に雪の状態を確認し軽アイゼンの準備もしておきましょう。また、牛首からは山頂に近づくにつれ急な岩場になります。山頂からは360度の絶景を楽しむことができます。 標高差が大きいながらも、絶景を楽しめる_湯殿山口コース こちらは、湯殿山神社にある祓い場から登山をスタートし、木道や岩場、鉄はしごなどさまざまな登山道のシーンを楽しむことができるコースです。登山者は少なく、月光坂の標高差約250mの道を一気に登りきれば装束場に到着します。また、金姥へ向かう道には石跳川の源流部である浄身川が近くにあり、岩場から流れる天然水で喉を潤すこともできます。 リフトは使わない!志津(姥沢小屋裏)コースの山行レポート! ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。月山山頂への登山はペアリフトを使って行くことができますが、今回はリフトを使わずに登るコースをご紹介していきます。 姥沢小屋裏から登山開始!林道歩きから雪渓へ まずは月山姥沢駐車場からリフト方面に道路を歩き、途中の分かれ道で姥沢小屋裏に向かいます。今回はここから登山の開始です。 雪渓に出る前は10分ほど林道を歩きます。登山道は木道で整備され歩きやすい! 林道を10分ほど歩くと大きな雪渓に下り立ちます。ここから雪渓のトラバースが何箇所もあるため注意が必要です。...