山バカ、『エベレスト街道』をゆく #01
公開日test:20190401作成日test:20190401
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はじめまして、こんにちは。 今回より.HYAKKEIにて記事を書かせていただく事となりました南埜将志(ミナミノマサシ)と申します。 いろいろと縁が重なり、エベレストのトレッキングに行ってまいりました。 その様子を皆様にお届けすべく筆を執らせていただきます。 初めての登山 本題に入る前に、まずは簡単に僕のことを知っていただければと思います。 登山をはじめたのは20歳の頃、僕の地元でもある大阪の金剛山という山に登ったのが最初です。 当初は友人とフグを食べに行くためにバスツアーに応募していたのですが、まさかの直前に定員割れで中止。 僕が冗談のつもりで『海系ダメっぽいから山でも行こうぜ(笑)』と訳の分からないことを口走ったのが全ての始まりでした。 写真右の途轍もなく眩しい笑顔の青年が僕。ジーパンにコットン素材のダッフルコートという、雨が降ればすぐに死ねる格好。 当時は取り立てて人に言えるような趣味もなく、惰性で毎日を過ごしているような人間でしたが、たった1000mの山頂から見渡した景色に心を大きく揺さぶられたのを覚えています。 友人は疲れ切って『もうコリゴリだ』という感じでしたが、僕は帰宅してすぐ(むしろ帰りのバス内で)次に登る山について調べる程に、この時点で登山の魅力に魅せられていました。 初めて一人で登った奈良県、八経ヶ岳。 初めて四国で登った徳島県、剣岳。 初めての3000m峰、槍ヶ岳。 登山を始める前から風景を眺めることは好きだったので、それがまた僕の登山欲を加速させていたのかもしれません。 最初のころは1年間で60回くらい山に登っていましたね。 体力は付きましたが、友人との縁は尽きました(泣)。 脱サラ。 登山を始めて4年が経とうとする頃、僕は当時勤めていた会社に希望を出して岐阜県で働かせてもらうことに。...