【第2回】森が人を呼ぶ屋久島trip|「自然と深くつながれる、5つの名所」
公開日test:20201030作成日test:20201129
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こんにちは!.HYAKKEIライターの弥山ひかりです。 屋久島は今日も雨。「1年のうち366日は雨が降る」なんて例えもあるほど雨が降る島ですが、島の反対側ではピカーっと晴れていたり、予報がまったく外れたりするので、“天候の変化が激しい島”というのが個人的な感想だったりします。 さて、屋久島は森をはじめ、島全体が生命力に溢れた不思議な場所。それらが訪れる人の身体と心に何をもたらすのかについては、前回のコラムでお伝えした通りです。 そんな生命力を感じられるのは、森の中だけに限りません。そこで今回は、屋久島での山旅をもっと味わい深く、特別なものにするために、登山前後に訪れたい名所をご紹介。元気満点になれる“生命力噴出スポット”を集めてみました! 1.屋久島の玄関・宮之浦港近くの「益救(やく)神社」 島で最も歴史のある神社。日本の由緒ある神社がその名を連ねる延喜式神名帳のなかで、最も南にある神社でもあります。港から歩いて5分ほどのところにあるので、まずは島の神さまへご挨拶。木々がふんわり風に揺れたら、神さまが歓迎してくれている合図かも。 縄文杉が描かれた、かわいい登山守も人気です。山友達へのお土産にもおすすめ! アクセス:宮之浦港より徒歩5分 〒891-4205 熊毛郡屋久島町宮之浦字水洗尻277 2.島の神様の集合場所「牛床詣所(うしどこもいしょ)」 屋久島の山々は、霊山。山々には一品宝珠大権現の祠があり、島をぐるっと囲むそれぞれの集落の青年団が、春と秋に山へお参りをしに行く「岳参り」という風習があります。「詣所」とは、かつて山への立ち入りが許されなかった女達が、岳参りへ行く男達を見送り、帰りを待ち、日々の感謝を伝え、祈る場所でもありました。 かつて、島の麓にはこういった祈りを捧げる場所がそこかしこにあったのですが、現在はその多くの祠がここに集められ、祀られています。私も以前、地元の人に「牛床は山の神様が集まる場所だよ。山に登るなら一度お参りしてみるといいよ」と勧められ、ここを訪れました。神様の話し声がわいわい聞こえてきそうな、ご神気たっぷりの名所です。 アクセス:白谷雲水峡へ向かう宮之浦線沿いの「もりの市場」近くにありますが、非常にわかりにくいところにあるため、ガイドや地元の人に場所を確認して行きましょう。 3.日々の疲れを癒したいなら…「永田いなか浜」 屋久島は花崗岩が隆起してできた島。そのため、切り立つ海岸に囲まれたところが多く、砂浜がある場所はまれ。なかでも、ウミガメの産卵で有名な「いなか浜」は、レモンイエローの温かな色味の砂浜が広がるビーチです。夕暮れ時には、正面に見える口永良部島へ沈むサンセットが見られます。 くだけた花崗岩でできた砂浜。保養で訪れる人も多いという浜辺だけあって、ここに寝そべっていると、日々の生活で蓄積された疲れがどんどん抜けて、さっぱりします! アクセス:宮之浦港より車で約30分 〒891-4201 鹿児島県熊毛郡...