最高の景色と、”ほったらかし”なおもてなし『ほったらかしキャンプ場』
公開日test:20180823作成日test:20201128
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山梨県山梨市の甲府盆地を見下ろす高台にある「ほったらかしキャンプ場」。 すべてのテントサイトから、富士山や盆地を囲む山々といった絶景が楽しめるキャンプ場です。 そして、驚かされるのはオープンをしてからまだ2年足らずであるにもかかわらず、数ヶ月先まで週末の予約がいっぱいという人気ぶり。 今回はその人気の理由に迫るべく、オーナーの田口さんにお話をうかがいました。そこで見えてきたのは、“ほったらかし流”のおもてなしでした。 ひとりの個人の想いからスタートした「ほったらかしキャンプ場」 オーナーの田口さん ─よろしくお願いします!まずは、ほったらかしキャンプ場のコンセプトのようなものがあれば教えてください。 キャンプ場をやる上でのコンセプトは、実は決まってないんですよ(笑)。ここを始めたのも、僕がお酒を飲みながら焚き火するってことが単純に気持ちいいって思ってたからなんです。あと、前にGO OUTってイベント行ったときに、こんなにテント張ってる人いっぱいいるのか、凄いなって感じたことがずっと頭の中に残っていたんですよ。そういった自分が今まで感じてきた空気感を多くの人たちにも楽しんでもらう場所を作ろうと思い、キャンプ場をスタートして今に至る感じです。 ─キャンプ場を始めようと思ったのはいつごろなんですか? 大体4年くらい前ですかね。元々僕が岐阜の出身なんで、キャンプする場所とか遊べる川とかそのへんにいっぱいある環境にいたんですけど、とにかくイベントで見たテントがずらりと並ぶ光景のインパクトが大きかった。それでキャンプ場を始めようと決めた感じですね。 ─“ほったらかし”の名前の由来は? 名前は、隣にあるほったらかし温泉から拝借しました。もともと僕もほったらかし温泉で働いてたうちの一人なんですが、当時の社長に、温泉の隣でキャンプ場をやりたいって話をしたら「やっていいぞ」って言うんで、じゃあやってみるかということになりました。それで重機を持ってきて、山を削りだすところから始めたんです。 ─ご自身で山を削られたんですか!完成までどのくらい時間がかかりましたか? だいたい半年くらいですかね。最初は山の中にポツポツとサイトがあるようキャンプ場を目指していたんですけど、作っていくと’ここはそんな場所じゃないじゃん’ということになってしまって(笑)。 でも、いざ山を開いてみたらここがものすごく景色のいい場所だったと気づいたんですよ。あとはこの景色を活かしながら、来てもらえるお客さんに満足してもらうためにどうすればいいか、そういうことを考えながら作り上げていきましたね。 ─じゃあ、この場所はある意味偶然の産物でもあるんですね。 そうそう、だから始めるときからここがこんなにもウケるとか考えてもみなかったんですよ(笑)。でも、お客さんに気持ちよくなってもらう空間が作りたいという思いだけは自分の中にあったんです。 おかげさまで今ではたくさんのお客さんに来ていただいているのですが、本当にありがたい話ですね。 つかず離れずの“ほったらかし”スタイルで絶景を楽しむ...