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【ツェルト編】登山を最大限に楽しむためにセルフレスキューを学ぼう

公開日test:20201030
作成日test:20201129
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木がない場所では、登山用のポールや木の枝などを支柱にして設置することもできます。 「日帰りだから問題ない」「自分だけは大丈夫」という考えは捨てる 初心者からベテランまで幅広く楽しむことができる登山ですが、山においては「絶対の安全」はありません。「日帰りだから大丈夫」「自分だけは遭難しないだろう」という意識は捨てることが大切です。 山は普段の生活圏と違って、天候が変わりやすいものです。天気予報では晴れであっても、登る前に山頂を見上げて晴れていたとしても、突然雨や風などで悪天候になることもよくあります。 非常時、休憩にも使えるツェルトの万能性 ツェルトとは、非常時や雨風が強い時に、体温低下などから体を守る簡易テントのことです。2~3人用のツェルトは缶ビール1本ほどの大きさであり、とても軽いです。日帰りや登山の難易度に関わらず、常にザックに入れておくことが望ましいでしょう。 具体的には休憩時の風よけ、突然の雨、想定外のビバーク、骨折した時のギブスなどさまざまなシーンで活用できます。雨にぬれたり、寒くてガタガタ震えだしたりしてからでは遅いです!そうなる前にツェルトを使えるように、意識しておきましょう。 ツェルトの設置方法 1.設営に必要なロープとカラビナ ツェルトはキャンプで使う一般的なテントと違って、自立式ではありません。ポールや木を軸や支えにしてロープで結びます。もちろん、そんな余裕がない時はかぶるだけでもOK。 2.設置場所を考える 必ず落石のリスクがないか、傾斜は大丈夫かなどを確認します。木があればそこにロープが設置できるので、なるべく風などを防げる木があるエリアを見つけます。ツェルトは基本的には、風上に背中を向けるように張ります。 基本のロープワーク「プルージック・ノット」を覚えよう 基本的にロープは取れなければ良いのですが、ツェルトに固定する時に便利な「プルージック・ノット」というロープの結び方を覚えていると取り外しも簡単でスムーズです。 ①支柱となる太いメインロープにスリングを3回巻きつける ②外側にある輪を真ん中の小さい輪に通し、引っ張ると固定される この結び方は結んだまま支点をずらしたり固定したりできるので、ツェルトを張った後に少しずらして調整することができます。 このように、どんなに引っ張ってもずれません。風が強くても外れないので安心ですね。 逆に、結び目を持って引っ張れば簡単に支点をずらすことができます。ツェルト張りだけでなく、登山では基本のロープワークなのでぜひ覚えてみてください。 ③カラビナでツェルトとつなぐ...

by 三野クリコ
October 30, 2020

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