【Vol.88 両神山】無数の鎖場でスリルを楽める山へ/バン旅百名山
公開日test:20220226作成日test:20220226
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2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回は埼玉県の秩父エリアにある両神山(りょうかみさん)に登ってきました。岩場や鎖場などが豊富な山でもあり、山頂からは富士山なども眺めることができます。そんな両神山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます! 「両神山」の特徴は? ぱくたそ 両神山は埼玉県西部に位置する秩父エリアの山域にある標高1,723mの山です。岩場が特徴的な両神山は山岳信仰の場としても有名で、山頂からは富士山や秩父に広がる山々を見渡すことができます。また、コースによっては難易度の高い鎖場などもあり、さまざまなレベルの登山者が楽しむことができます。 両神山に登るコースをご紹介! 鎖場も堪能できるメインコース|日向大谷登山コース こちらは両神山登山で一般的に使われるメインルートとなっており、岩場や鎖場が比較的少ないコースになります。両神神社までの道のりでは、山岳信仰の歴史を感じながら歩くことができます。山頂からは富士山を眺めることもでき、岩場や樹林帯など両神山のさまざまな山のシーンを楽しむことが可能です。 難易度の高い岩場や鎖場が連続する|八丁尾根登山コース こちらは難易度の高い岩場が何度もあり、初心者向けではないコースになります。距離にすると最短ですが、岩場の多いコースのためコースタイムは比較的長めになっており、体力や技量に自信がない方は早めの出発をおすすめします。またダイナミックな岩場を登った先には、秩父エリアの奥深い景色を楽しむこともできます。 鎖場続出の上級者コースを実際にレポート ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。埼玉県奥秩父エリアに属する両神山へ。一般的なルートは両神山荘から登りますが、今回は鎖場続出の上級者向け「八丁峠ルート」でいってきました。 初冬を感じる樹林帯を経て八丁峠へ 両神山登山口(八丁峠コース)からのスタートです。駐車場は決して広くはありませんが、10台ほど駐めることができます。また、登山口は電波が繋がりませんので事前に地図などダウンロードしておくことをおすすめします。 八丁峠までは樹林帯を登っていきます。木々が枯れて、地面には落ち葉が広がるその光景は冬の訪れを感じさせます。 登山開始から30分で八丁峠に到着です。八丁峠を右手に進み、ここから鎖場の連続に。 無数の鎖場でスリル満点!西岳、東岳へ 八丁峠の分岐が鎖場ゾーンの玄関口です。ここから両神山山頂までの区間には無数の鎖場があるため、余裕を持った山行計画を立てておきましょう。 八丁峠から約40分で西岳に到着です。八丁峠コースには3つのピークがあり、西岳、東岳を経て両神山を目指します。 八丁峠コース最大の難所が東岳手前にある鎖場。ほぼ垂直の壁を登っていくその光景は、北アルプス大キレットの「飛騨泣き」を彷彿とさせます。 ほぼ垂直の鎖場...