ボランティア専用のキャンプ場で感じた「熊本地震」の今と、これから
公開日test:20201030作成日test:20201129
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2016年(平成28年)4月14日21時26分以降、熊本県と大分県で相次いで発生した地震。最大震度7を観測し、各地で甚大な被害が出たことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。 震災後、その被害から立ち直ろうとする熊本を応援するために、多くのボランティアが日本各地からこの地に集結。 そんなボランティアの人たちが活動する際の拠点の1つとして「崇城大学ボランティアビレッジ」が生まれました。 そこで今回は、崇城大学のキャンプサイトに実際に泊まりながら震災後の熊本をレポートします。 実際、私のようにアウトドアが好きな方や自転車で旅をしている人なども、自分でテントを持ち込んでボランティア作業を手伝うことも多いそうです。 「自然を楽しもう!」を掲げている.HYAKKEIですが、自然豊かな熊本へ今こそ興味関心を抱いてほしいと思い、今回このテーマを取り上げています。 ボランティアビレッジの立ち上げ背景 崇城大学の卒業生で、株式会社ちかけんプロダクツの三城さん・池田さんらが、同大学のキャンパスの敷地内に立ち上げたのが「崇城大学ボランティアビレッジ」です。 災害ボランティア専用の臨時キャンプ場としてどのように機能しているのか、今回は運営副代表の連川さんに話をお聞きしました。 ーーボランティアビレッジは、どういった経緯で生まれたのでしょうか。 4月14日の震災後、日本全国から多くの物資の支援が熊本に届きました。同時にボランティアさんも全国から来ていただいたのですが、宿泊先を確保しづらい状況が続いていたのです。 そこで、チーム熊本の代表”ちかけん”(三城さんと池田さん)が中心となり、崇城大学のキャンパスの敷地を借りてベースキャンプを立ち上げたのがきっかけです。 運営がスタートしたのは、5月3日のGWの頃。それから、今まで多くのボランティアの方に来ていただいています。 全国からボランティアが集まっています ーー主にどういったボランティア活動をしているのでしょうか? 避難所の運営や炊き出し、そしてガテン系と呼んでいる力仕事があります。倒壊した家から家具を運び出したり、瓦礫を撤去したり…。また、熊本では震災後の大雨で浸水してしまった家も多くあり、畳の運び出しなども行っています。 他にも、タイムリーなボランティア募集情報の提供や活動場所までの交通案内などを行う案内所を設け、ボランティアの活動拠点として機能しています。 炊き出しのカレー作り 遊び場や舞台、バーまである、ボランティアスタッフの交流の場 ーーテントを張ったキャンプサイトというアイデアはどこから?...