キャンプ・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます
公開日test:20201030作成日test:20201129
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小腹がすいたらシェラカップ!簡単にご飯が炊ける道具 アウトドアでご飯を炊く。 このように切りだせば、まずは飯盒炊飯が連想されるでしょう。最近では、「蓋がカタカタ鳴る音で、炊きあがりを知らせてくれる」といった便利なクッカーもあります。しかし、飯盒は4合炊き、ライスクッカーは3合炊き。山登りなど、個人的なイベントでは量が多すぎることもあります。第一、荷物にもなってしまいます。 「でも、フリーズドライ食品ばかりでは味気ない」「腹持ちが良いご飯、甘くておいしいお米をアウトドアでも味わいたい」と感じている方は多いでしょう。 そこで今回は、登山の万能容器・シェラカップを使っての炊飯術をご紹介します。 炊く前の注意点:必ず、ステンレス or アルミ製シェラカップを用意しよう 現在、登山の世界では軽くて頑丈なチタン製シェラカップが人気です。しかし、チタンには熱の伝わりが悪いという欠点があります。湯を沸かしてフリーズドライ食品を戻すならともかく、調理、特に炊飯では生煮えや焦げつきなどの失敗に繋がりかねません。 そのため、必ずステンレス製もしくはアルミ製シェラカップを用意しましょう。 ポイント:一回の炊飯は、米5勺(100㏄弱)以内におさめる 最大で300㏄は入るシェラカップですが、1回に炊ける米の量は最大で5勺(1合の半分)となります。これ以上炊こうとすれば、溢れ出して大失敗に繋がります。 シェラカップ炊飯の手順 1.米を量る まずは米を量ります。シェラカップの内側には、米を量るための目盛りがついています。 「100」の目盛りまで生米を量れば、ちょうど5勺程度の分量になります。 2.米を研ぎ、水を量る 米をよく研いだ上で、200㏄の目盛りを少し超える程度まで水を注ぎます。一般的な釜や飯盒の炊飯では、水の分量は「米の面に手のひらを置いて、水が手の甲を隠すほど」「中指の第一関節まで」とされていますが、手を入れられないシェラカップでは目盛りを頼りにしましょう。 3.吸水させる この状態で、米に水を吸わせます。時間は1時間程度が最良です。これ以上吸水させると、芯が残る失敗は避けられますが、炊き上がりが多少ベタついてしまいます。...